この子は産まれてまもなく1.5ヶ月位の頃、知り合いのブリーダーさんの所、はるばる北海道から神奈川まで飛行機に乗って参りました。
飛行機でとても怖かったのでしょう、ぶるぶる震えなかなかゲージから出てきませんでした。
未熟児と言えるくらい小さく産まれ、長生きはしないだろうと最初から言われてました。
その後も 下痢や嘔吐など子供の頃はなかなか体調が安定しませんでした。

一年後にもう一頭受け入れ ある日の夜、相方と2人 2頭連れて散歩していた時のことです。
てんてんを連れていた相方が一瞬リードを離してしまった瞬間 道路脇からぴょーんと下にダイビングし飛び落ちてしまったのです。
その道路脇下は、私の身長160cm以上もあるコンクリートなのです。叫び声とともに、もう終わった。。。(もう命はないだろう)と思った瞬間でした。
すぐに私達も飛び降り動かないでいるてんてんを恐る恐る確認すると、骨折もなく、それどころか一切の怪我もなくぴんぴんしていたのです。
その時、奇跡のてんてんちゃんと 頭に浮かびました。

それから、体調こわしながらも成長し、ある時にはてんかんのように度々痙攣意識消失することがあり、町医者では分からず大学病院まで行き、心内膜症と診断され治療し 小さい頃から肝臓が悪いと度々治療しながら、今に至っています。

2年前、後からきた相方ヨーキーと一緒に食欲不振となり、腎不在と言われ緊急入院しました。
相方の方が深刻と言われ、相方ヨーキーは、そこからあっという間に衰弱し、可能と思われることや再生治療などもして見ましたが、2ヶ月で苦しみながら生涯を終えました。

その間、てんてんは、一回の入院でまずまず回復し、またしばらく後 数値悪化し、入院を勧められましたが、亡くなった相方を最後に入院させ、退院日にお迎えに行った時、もうまもなくでダメなんじゃないかと思う状態で、やはり数時間後に息を引き取った経緯があったので、入院はやめて可能な時に点滴通いする方法を選び、数回の点滴でまずまず回復し、今に至っています。

定期検診では、2年近くBUNも異常に高値なのですが、原因は良く分からず、ただ腎臓を考える数値は徐々に悪化しているので、やはり腎臓が良くないのかな?といったところです。が、嘔吐もなく、ご飯もなかなか食べてくれるものが日によるのでかなり難しいですが、食べたいものは食べて、毎日マイペースに頑張っています!

もともと、1.2kgくらいの子で、今や骨と皮で1kgもきってしまい、両目も見えなくて、耳もほとんど聞こえてなくて、唯一頼りの嗅覚も、ここのところ衰えてきましたが、それでも!あちこちらぶつかりながら、探しながら、トイレもほぼちゃんと出来て、お水の場所もなんとか探し当てて飲めているし、飼い主の動きは衰えつつある嗅覚で一生懸命とらえて判断しています。

ほんとに、毎日 一日一日が貴重な時間で、毎日毎日一生懸命に生きている、てんてんの姿を見て、
やはり、あの時の 奇跡のてんてんちゃんだ!と噛み締めながら日々過ごしています。
1日、1秒でも、一緒にいられますように。。。